中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の前身である新華社香港支社で返還前後に副支社長兼スポークスマンを務めた張浚生氏が2月19日に浙江省杭州市で死去した。享年82歳。20日付香港各紙によると、張氏は1985~98年の13年にわたり新華社香港支社で宣伝部部長や副支社長を歴任し、退任後は母校の浙江大学で党委書記を務め2004年に退官した。香港返還の過渡期に中央政府の立場を代弁し、「中英共同声明」「基本法」と中英双方が過去に合意した協議に違反する政治体制改革案を提示しながらも「中英の良好な関係を維持する」と述べていたパッテン元総督を激しく非難した。パッテン氏とはメディアを通じて度々舌戦を繰り広げ、近年も「セントラル占拠行動」「旺角暴動」をめぐるパッテン氏の発言に対し張氏は「パッテン氏は香港統治時に多くの災いを残した」と批判した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171204_5653/