強制積立年金(MPF)の2017年の運用実績が公表された。2月9日付香港各紙によると、これは強制性公積金計画管理局(MPFA)が8日発表したもの。同年通年の平均利回りは22.3%と非常に好調で、この数字は00年12月の同制度開始以降、09年の26.6%に次ぐ高い数字だという。これによりMPF全体の総資産は16年から1972億ドル増えて8435億ドルとなり、01年時点の360億ドルと比較すると23.5倍にも膨れ上がったことになる。MPFが好調の背景には株式を中心としたポートフォリオが挙げられる。17年9月末現在で全資産の69%が株式となっており、債権(18%)や預金・現金(13%)を遥かに上回っている。ただ、MPFAの黄友嘉・主席は「投資はリスクが伴い、需要も個人個人で変わってくる。定期的に内容を見直すことも必要」と加入者にポートフォリオの管理を促している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180108_6252/