劉兆佳氏「米国には香港を駒にする者がいる」【香港―政治】

「セントラル占拠行動」の学生リーダー3人が米国の議員らによってノーベル平和賞に推薦されていることについて、全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長が米国の一部勢力を非難した。2月6日付香港各紙によると、劉副会長は5日、香港電台(RTHK)の番組に出演し、推薦について「米国には中国に挑戦するため香港を駒として利用する者がいる」と指摘。ただし中国の国家主権に対する態度は強く、西側の干渉には大きく反発するため、かえって3人が中央と協議するカードが減ると分析し、「反体制派は外国の政治家の支持を得たとしても、一線を画して外国勢力と結託していると思われぬようにすべき」との見方を示した。米議会の議員12人は先ごろノーベル委員会に香港専上学生連会(学連)の周永康・元秘書長、香港衆志の羅冠聡・主席と黄之鋒・秘書長の3人を2018年度ノーベル平和賞候補に推薦する書簡を送った。署名した議員には「米国の中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)」共同主席を務める共和党のマルコ・ルビオ氏とクリストファー・スミス氏、共和党のダナ・ローラバッカー氏、民主党のエリオット・エンゲル氏やブラッド・シャーマン氏らが含まれている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180118_6544/

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