立法会補欠選挙で出馬資格が認められなかった香港衆志の周庭氏の代替候補として香港島選挙区に出馬する民間人権陣線の区諾軒・副主席(南区区議会議員)は、1月31日に立候補届け出が有効との通知を受けた。2月1日付香港各紙によると、区氏は2016年、「内部自決」を掲げた「香港前途決議文」に署名していたことから出馬資格が認められない懸念が持ち上がっていた。だが同決議文は「香港独立」の選択肢には触れておらず、選挙主任からは何ら問い合わせもないまま出馬資格は認められた。一方で同じく香港島選挙区で立候補を届け出た元歯科医の馬金泉氏は推薦人不足のため無効となった。さらに新界東選挙区で立候補を届け出た本土派で「社区網絡連盟」の劉穎匡・元スポークスマンも出馬資格が認められなかった。選挙主任は劉氏が16年にソーシャルネットワークで「香港独立」支持を表明した9件の関連投稿を挙げて「基本法を擁護していない」とみなし立候補届け出は無効と判断した。だが劉氏は昨年末から「香港独立はもう支持しない」と表明しており、選挙主任からの問い合わせはなく政治的立場が変わったことを説明する機会を与えられなかったと批判した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180131_6861/