立法会補欠選挙の立候補届け出が1月29日に締め切られた。30日付香港各紙によると、29日までに立候補を届け出た候補者は計20人。特に新界東選挙区は8人に上った。同日までに周庭氏が選挙主任から無効と判断されたほか、10人が有効との通知を受けた。九龍西選挙区に出馬する無所属自決派の姚松炎氏は出馬資格が得られないとの見方が強かったが、届け出締め切りまで1時間を切った時点で有効との通知が届いた。姚氏の代替候補である民主党の袁海文氏は昼ごろに立候補届け出を提出したものの、姚氏が有効との知らせを受けてすぐさま立候補を取り下げることとなった。姚氏は周氏と同じく「民主自決」を掲げているものの、度々「香港独立」に反対を示していたことや、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会による基本法104条の解釈だけでは同一期の立法会選挙に出馬できないという確固たる法律基礎にはならないと判断された。一方でまだ8人が通知を受けておらず、周氏の代替候補である民間人権陣線の区諾軒・副主席、本土派の陳国強氏と劉穎匡氏らが出馬資格を得られないともみられている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180130_6823/