中間派の黄成智氏は1月21日、立法会補欠選挙への出馬を表明した。22日付香港各紙によると、黄氏は記者会見を行い直接選挙枠の新界東選挙区に無所属で立候補すると発表。黄氏は「セントラル占拠行動」を機に狄志遠氏らとともに民主党を離党し穏健・中間路線を目指した「新思維」を組織したが、立法会選では3回連続で落選。30年余りに及ぶ政治生涯の「最後の戦い」として出馬するという。民主派の予備選挙に参加しなかったのは自身の民主獲得のやり方が「他の民主派と違って実務的で理性的」と説明。ただし非親政府派の票を分散させて親政府派を勝たせるためとの見方は否定した。一方、香港島選挙区では社会民主連線(社民連)と人民力量の元メンバーで「ビクトリア公園のアニキ」と呼ばれる任亮憲氏が19日に無所属での出馬を表明。記者会見では対抗馬となる香港衆志の周庭氏を「経験と国際的視野に欠ける」と評し、立候補届け出の確認書に署名したことについて「香港衆志が態度を軟化し、羅冠聡氏の宣誓に問題があったことを認めた」と指摘。また「立法会を単なる政治ショーの舞台にしておくわけにはいかない」と民主派を批判した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180122_6654/