3月の立法会議員補欠選挙に出馬する専業議政の姚松炎氏と香港衆志の周庭氏は立候補資格が得られない可能性が高まっている。1月17日付香港各紙によると、民主派の予備選挙で当選した姚氏が今回の補選に出馬するほか、同じく議員資格を喪失した梁国雄氏と劉小麗氏は次の補選に出馬する意向だ。だが消息筋は「法廷が全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の基本法解釈に基づいて今期立法会での議員資格を取り消したのだから、この3人は補選への参加資格もない」と指摘している。一方、香港衆志は「民主自決」を最高綱領に掲げていることから周氏も出馬資格を得られないとみられている。2016年の立法会選から候補者は基本法を擁護する確認書に署名しなければならなくなった。黄之鋒氏は「民主自決」の選択肢の1つは「香港独立」であると公に明言したため香港衆志は独立の色彩が濃いとみられている。周氏の選挙活動チラシには「自決」の文字はなく、確認書にも署名すると表明しているものの、出馬を認められるかどうかは未知数となっている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180117_6460/