暖か肌着、値段は保温性と比例せず【香港―社会】

消費者委員会は1月15日、香港域内で市販されている暖か肌着の品質調査の結果を発表し、値段は保温性と比例しないことが分かった。16日付香港各紙によると、日常用の暖か肌着15種類とスポーツ用インナー5種類について、保温性の目安となるクロー値を調べた。その中で最も保温性が高かったスポーツ用インナーは119ドルの「Wed’ze Fresh Warm Women’s」で、平均クロー値が0.32だった。これに対しサンプルの中で最も値段が高い559ドルの「Columbia Omni―Heat Midweight Strech maselayer(男性用)」は平均クロー値が0.1で、保温性が最も低かった。一方、日常用肌着で最も保温性が高かったのは99ドルの「Baleno」で、平均クロー値が0.23だった。最も保温性が低かったのは平均クロー値が0.12だった209ドルの「Gunze Hotmagic 柔らか暖か」なのだが、洗濯試験(洗濯30回)後にはクロー値が約50%増の0.18になり、洗濯したほうが保温性が高まるという結果が出た。ほかにも洗濯後に保温性が高くなったのは、約29%増の「ユニクロ 極暖ヒートテック(長袖クルーネック男性用)」、約59%増の「Topvalu peace Fit(男性用Vネック長袖)」。しかし、洗濯後に保温性が低下する製品もあるので注意したい。「音楽肌着 無極超薄保暖内衣」は洗濯試験後にクロー値が約60%も低下した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171018_4498/

Share