中央への職務報告のため北京に赴いた林鄭月娥・行政長官は12月14日、国家発展改革委員会の何立峰・主任と「香港が『一帯一路』建設に全面的に参入・協力するのを支援する措置」に調印した。15日付香港各紙によると、同措置では(1)金融・投資(2)インフラ施設・海運サービス(3)経済交流・協力(4)民心の疎通(5)粤港澳大湾区の建設推進(6)マッチング・争議解決サービス強化――の6大分野で具体的な提案を網羅。(1)では香港を通じて「一帯一路」建設のための資金調達ルートを提供するほか、中国本土と香港の間で人民元の双方向流通ルートを完備。(2)では香港の高付加価値な海運サービス発展を支援するほか、香港の航空ハブとしての地位を強化。(3)では本土企業と「一帯一路」地域の企業が香港に地域本部を設置するのを支援する。また(4)では香港の若者が「一帯一路」地域の中資系企業で実習する機会を増やすことや、香港で「一帯一路」関連のフォーラムや展示会を開催することが講じられている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171115_5120/