消費者委員会の調査で、市民がアマ(外国人家政婦)仲介会社のサービスについて不満を持っていることが分かった。12月15日付香港各紙によると今年10月までに消費者委に寄せられた苦情は163件。そのほとんどが書類上の家政婦のプロフィールと実際の経歴やスキルがそぐわないことだという。ある雇用主は広東語か標準中国語ができるアマをリクエストしたら、台湾で6年働いたというアマを紹介されたが、実際は片言の中国語しか話せず、台湾滞在中は家政婦ではなく農業に従事していたそうだ。ほかにも、仲介会社によるアマのあっ旋が間に合わず、別のアマを香港に呼ぶにはさらに1年かかると言われたが、仲介会社側が手数料の返還を拒否したというケースもある。消費者委が香港で営業する仲介会社33社を調査したところ、29社が海外の代理店にアマの経歴の確認を任せていたことが判明。残りの3社からは何の説明もなかったそうだ。また、仲介手数料も会社により大きな差があることも分かった。例えばバングラデシュ籍のアマを紹介する場合は、手数料が4680ドルから1万500ドルで、その差は124%にもなるという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171206_5690/