香港でも犯人追跡や毒物発見に捜査犬が活躍しているが、昨年5月に税関所属のオス犬と懲教署所属のメス犬(ともに犬種はイングリッシュスプリンガースパニエル)の間に生まれた子犬が今夏に正式に任務に就き、早くも活躍をみせているという。12月14日付香港各紙によると、税関は13日に捜査犬を使った貨物検査の様子を報道陣に公開。税関所属のCasa号(1歳半のメス)が国際宅配便をチェックするため出動した。Casa号の父は税関のBarney号で、母は懲教署のAtom号。懲教署所属の捜査犬31匹が2016年末に8歳の定年を迎え、戦力不足解消のため両署が協力して次世代の捜査犬を育成することになり、カップリングの末に生まれた7匹の子犬のうちの1匹だ。1年におよぶ訓練を経て今年7月にデビュー。すでに落馬洲の税関で貨物と車両の捜査という任務に就いており、11月には越境バスの中から毒物を見つける手柄を立てたそうだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170615_1095/