チムサーチョイの香港芸術館に隣接する「ソールスベリーガーデン」が12月8日、リニューアルオープンした。9日付香港各紙によると、同ガーデンは約2年にわたり行われた海沿いのプロムナードの改修工事のため、2016年に閉鎖。このほど新スポットとして生まれ変わった。広さ約1700平方メートルの園内には芝生が植えられ、丸いサークルや鏡が置かれ、鏡を通して景色をのぞいたり、座ったり、寝そべりながらビクトリア湾を眺めることができる憩いの空間となっている。また、地元香港の芸術家が手掛けた作品を展示。ステンレススチールとライトを使って九龍半島を模した「ミリオンライト」、スチールとセメントを使った船形の「タイムスリップ」という2つのオブジェは香港の街とハーバーの移り変わりを表現した作品なのだという。このほか、園内には「茅室」という名のユニークなデザインの公衆トイレも登場した。自然を主題としており、天井はすりガラスと木材を使い自然光が入るようになっていて、室内には流水音や鳥の鳴き声が流れている。壁のタイルは男性用トイレは旧型2階建てバス、女性用は鐘楼のデザインで、チムサーチョイの変遷を表しているそうだ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=12798