新IDカード、9つの偽造防止措置【香港―社会】

特区政府は11月29日、2018年から一新するIDカード(香港身分証)の詳細を発表し、カードのサンプルを発表した。11月30日付香港各紙によると、新旧カードの主な変化は、2枚の顔写真のうち大きいものが左側になり小さいものが右側になるほか、ICチップが裏面に移りチップ内には所持者のデジタル写真と性別などの個人情報が含まれるという。また以下の9つの偽造防止措置が施されている。(1)顔写真の隣に香港の区花「金紫荊」の絵のホログラム(2)HONG KONGという文字が触覚できる浮き彫りに(3)背景がマイクロ文字印刷に(4)小さい顔写真がレーザー彫刻機で加工した立体感のある画像に(5)カードの紋様が多元化した幾何学模様に(6)透明窓と呼ぶ透明の薄い膜部分に身分証番号を印字(7)レインボー印刷を採用(8)IDチップの隣の矢印にOVIインキ(視変角インキ)を使用(9)カード裏面に紫外線を当てると花火の絵が現れる――。新カードとの切り替えは18年第4四半期から出生年ごとに行い、22年までには全市民のカード約880万枚が新しいものに交換される予定だ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17656

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