特区政府への満足度、過去9年で最高【香港―政治】

香港大学民意研究計画の世論調査で特区政府に対する満足度が過去9年で最高となったことが分かった。11月29日付香港各紙によると、調査は14~16日、1011人を対象に行われた。林鄭月娥・行政長官の支持率は54%、不支持率は31%。100点満点の評価は62.9点で、11月初めの前回調査に比べて4ポイント上昇。特区政府の実績に対しては47%が満足、30%が不満。満足から不満の割合を差し引いた満足度は前回調査に比べ12ポイント上昇の17ポイントとなり、林鄭長官の就任後で最高に達したほか2008年5月(曽蔭権政権)以降の約9年で最高となった。政府に対する信任の割合は55%、不信任の割合は26%で、信任から不信任の割合を差し引いた信任度は前回調査に比べ17ポイント上昇の29ポイントとなり、10年9月以降で最高に達した。香港中文大学の蔡子強・講師は、中央が直接人員を派遣して政治シグナルを伝えているなど、林鄭長官は何ら政治的対立にかかわらずに済んでいるため蜜月が続いていると分析している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170713_1968/

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