近年、コスト削減のため数百人単位の人員削減を続けていた恒生銀行だが、来年はサービスの拡充のため大量の新規採用を予定していることがわかった。11月29日付香港各紙によると、これは同行の関穎嫺・執行董事兼RBWM業務主管があきらかにしたもので、採用人数は550人程度になるという。業務分野はリテール業務のほか、資産管理、顧客データ分析、ネットバンキングなど多方面にわたる。採用増の理由として挙げられた新サービスの拡充はすでに導入が決定しているものもある。ひとつは「チャットボット」と名付けられたAI(人工知能)を応用したサービスで、ネットバンキング上で旅行保険やクレジットカード、住宅ローンや消費者ローンなどの情報提供が受けられるという。ほかには観塘や元朗など実店舗が遠い顧客のための車両によるる移動店舗サービスも年内開始予定となっている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171116_5181/