香港の小学生の7人に1人が抑うつ状態にあることがわかった。11月20日付香港各紙によると、これは浸信会愛羣社会服務処が今年1~3月に香港内の小学校14校の生徒1301人(9~13歳)を対象に抑うつ状況を調査したもの。その結果、全体の13.2%、すなわち7人に1人が抑うつ状態にあると認められ、かつそのうち9.7%と1割近い生徒が深刻な状態にあるという。抑うつの原因として挙げられているのが、多すぎる宿題と進学問題、そして学業不振。同会の李明琳・臨床心理士は「学習体制が子供たちにストレスを与え焦燥感を煽るものになっている」と香港の教育制度を批判、保護者に対し「必要以上に勉強を急かさず、子供たちに寛げる時間や空間を与えてほしい」と呼びかけた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170911_3486/