比家政婦仲介業者、ロシア就労斡旋が発覚【香港―経済】

香港で就労する予定だったフィリピン人家政婦が、香港の仲介業者によって、ロシアなど第三国へ就労目的で違法に送り出されていることがわかった。11月14日付香港各紙によると、これは在香港比国総領事館のジャリロ・デラ・トレ領事があきらかにしたもの。ある香港の仲介業者がフィリピン人家政婦をロシアやトルコなど香港外に送り出しているという通報が、過去3週間に4件もあったという。通報を受けて同領事館が独自に調査を行ったところ、通報のあった業者以外にも仲介業者4社が同様の手口で家政婦を送り込んでいた事実が発覚。すでに領事館では該当する仲介業者5社のうち2社に対して海外就労証明書(OCE)の発行を停止している。領事館からの連絡を受け特区政府労工処でも調査を開始、警察と協力し詐欺容疑で社名の挙がった仲介業者に対する捜査を進めている。また、現在フィリピン政府は海外で働く家政婦に対するOCEの発行を一時的に停止しているが、同領事は今回の件とは無関係であると強調している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171114_5075/

 

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