「セントラル占拠行動」の学生リーダーだった香港専上学生連会(学連)の周永康・元秘書長は11月8日、行政長官の普通選挙に向けた過渡的な改革案を提唱した。9日付香港各紙によると、7日に保釈されたばかりの周氏は香港電台(RTHK)と商業電台の番組に出演。普通選挙について全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の2014年8月31日の決定は取り除かなければならないが「その前に過渡的な改革案が検討できる」として、指名委員会の企業票を個人票に代えるなどの改革を挙げ、長期的には特区政府官僚や中央政府と協議する意向も示した。また80日余りの獄中生活で多くのことを考え「占拠行動の後になぜこのような状況になったのかを自問し、仏教を学ぶことで自己をより認識できた」と述べ、禁固制度を理解する機会を与えてくれた袁国強・司法長官に謝意を表した。占拠行動後に民主派が内部分裂し、日増しに不満が高まっているため、今後は内部の合意形成に着手しなければならないとの考えも示した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171109_4960/