縦横遊、20万人分の顧客情報流出【香港―社会】

大手旅行代理店「縦横遊」のデータベースがハッキングされ、20万人分の顧客情報が流出した。11月8日付香港各紙によると、6日に何者かが同社のデータベースに不正アクセスし、同日同社のCEOである袁振寧氏と社内のコンピューター部門宛てに電子メールで脅迫状が届いたという。ビットコインで数百万香港ドルという身代金を要求されたが、同社は支払っても情報を取り返せる保証はないと考え、警察に通報することを決断。11月7日に事件を公表、翌8日に謝罪会見を開いた。20万人の情報の中には顧客の姓名、生年月日、身分証番号、パスポート番号などが含まれており、うち1割はクレジットカードに関する情報が入っていたという。業界関係者は、今回はハッカーがウイルスアプリや悪意のあるソフトウエアを使わずバックアップサーバーから侵入したことから、社内の事情に詳しい者の犯行ではないかと話す。通常ハッカーは誰が責任者か知らないし、責任者に直接脅迫メールを送信することはないと指摘。また、一般的に身代金が米ドルであるのに対し今回は香港ドルを指定していることにも疑問を呈している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170809_2545/

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