政府食物環境衛生署は11月3日、中国本土産上海ガニの輸入第一陣のサンプル検査の結果について、いずれも合格したと発表した。すでに同日午後から販売を開始する店が目立った。11月4日付香港各紙によると、第一陣のカニは10月26日に香港に到着しており、当局が検体のダイオキシン含有量を調べるには2週間必要と説明。結果が待たれていたが、予定より1週間早く検査結果の発表となった。第二陣は11月3日に到着し、こちらもすでに販売されているようだ。上海ガニ販売店の話では、今年の検査は複雑で時間がかかったため第一陣のカニのうち3分の1は死んでいて廃棄せざるを得ないほか、発売日が遅れたことから例年に比べ予約注文が減っており、200万~300万ドルの損失が出る見込みという。価格は昨年に比べ20%ほど高く、5両サイズ(1両は約38グラム)のカニの場合1匹120~130ドルになっているそうだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171031_4696/