世界銀行が11月1日に発表した2018年ビジネス環境ランキングで、香港は前年の4位から5位に後退した。2日付香港各紙によると、1位はニュージーランド、2位はシンガポール、3位はデンマーク、4位は韓国となっている。これは190カ国・地域を対象に、起業、建築許可申請、電力供給、財産登記、融資、納税、貿易など10項目の指標で評価し、ビジネスのやりやすさについてランク付けしたもの。香港の評価が高かった指標は、起業と納税が3位のほか、電力供給が4位、建築許可申請が5位。一方で小口株主の保護は3位から9位に後退、融資は20位から29位に後退、債務償還力の欠如解決が28位から43位に後退した。特区政府スポークスマンは順位後退の主な原因が債務償還力の欠如解決の大幅な後退であるため「企業破産制度で債権者への保障強化などに力を入れる」と述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170818_2838/