10月24日に閉幕した中国共産党第19回全国代表大会(19大)で国務院香港マカオ弁公室の張暁明・主任、中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の王志民・主任、マカオ中連弁の鄭暁松・主任がともに中央委員に当選した。25日付香港各紙によると、張主任はさらに対香港・マカオ政策を調整する中央港澳工作協調小組の副組長に就任するもようだ。2003年に設置された中央港澳工作協調小組は現在、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の張徳江・委員長が組長、李源潮・国家副主席ら3人が副組長を務める。張主任が副組長となれば対香港政策の主要指導者の1人となって発言権が高まるため、中央が張主任を重用していることが表れている。また米国に本部を置く博聞社は、退任する張徳江・委員長に代わって25日に中央政治局常務委員に選出された栗戦書氏が中央港澳工作協調小組の組長を務めると報じている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171025_4615/