雇い主の8歳の息子と性行為におよんだ容疑で起訴され、禁固4年6カ月の判決を受けた外国人アマ(家政婦)の上訴が認められ、判決が破棄された。10月21日付香港各紙によると、被告はフィリピン籍で、2011年7月から13年3月に数度にわたり雇い主の息子の局部を触ったり、性行為を強要した疑いがもたれていた。弁護側は、被害者である少年が「事件当日は勃起していなかった」と証言していたにもかかわらず、担当裁判官が「性行為があった」と誤った判断をしたと主張。上訴法廷がその訴えを認め、検察側も再審理を行う意思がないことから、被告の無罪が確定した。香港の法律では、強姦罪が適用されるのは「男性器を女性局部に挿入した場合」であるため、女の被告が強姦罪に問われることはなく、先の裁判ではわいせつ罪で告発され有罪となり、このたび上訴が認められるまで1年半にわたり服役していた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170726_2314/