民主派議員9人は10月18日、立法会秘書処に「議事規則」に関する34項目の修正議案を提出した。19日付香港各紙によると、「議事規則」の修正は非親政府派の議事妨害を防ぐために親政府派がかねて計画していたもの。非親政府派6人が議員資格を喪失したことで親政府派が有利なうちに改正を進めようとしていたが、民主派がそれを阻止するため先手を打った。民主派の議案には、立法会議長と内務委員会議長は直接選挙枠の議員が務めること、秘書処の増員、議員の就任宣誓は首席大法官が立会人を務めること、手話を法定言語に入れることなどが挙げられている。議案に参加した公民党の郭栄鏗氏は「議長の承認が得られれば11月15日の本会議に提出でき、まず民主派の修正案を討議してから親政府派の修正案を討議すべき」と指摘した。修正案の討議は1項目に最低7時間を要することから全部で9~10回の本会議を要し、来年3月の補欠選挙が終わるまで親政府派の修正案を処理できなくすることを狙っているもようだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170918_3607/