建設作業員の賃金増、7.8%で9年連続【香港―経済】

香港の建設作業員組合に当たる建造業総工会が、建設作業従事者の賃金(日給)ベースアップに関する請負業者との交渉結果を10月17日に発表した。18日付香港各紙によると賃金アップは9年連続で、昇給幅は16職種平均で7.8%、11月から実施されるという。昇給幅では塗装工(1170ドル→1300ドル)と型枠大工(2150ドル→2370ドル)がともに11.1%と最も高く、逆に最も低いのはショベルカー操縦士で、3.7%(1350ドル→1400ドル)どまりとなっている。一見高給にも見えるが、基礎配筋工系労組のある幹部は「今年は予定されていたプロジェクトが延期されることが多かった。前までは月平均で20日間程度はあった基礎配筋の仕事が最近は15日程度しかない。現在は1人がこの業界に入ると1人が職を失う状況だ」と実情を語った。昨今のプロジェクトの延期について建造業総工会の周連僑・理事長は「立法会議員の議事妨害が原因。新人は入ってくるのに仕事がない状況では建設業自体の先が見えなくなる」と懸念を述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171009_4199/

 

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