香港で行われたサッカーの国際試合で観客が中国国歌にブーイングを浴びせたことから香港サッカー協会(HKFA)と香港男子代表が国際サッカー連盟(FIFA)あるいはアジアサッカー連盟(AFC)から厳重な処分を受ける可能性があり、立法会議員からは国歌法の香港での立法を促す声も出ている。10月7・11日付香港各紙によると、7日に開催されたラオスとの親善試合で観客による中国国歌への侮辱行為があり、続く10日のアジアカップ予選(対マレーシア)でもブーイングや「香港独立」の横断幕を掲げるなどの行為が見られた。2年前には香港で行われたワールドカップ予選で数試合続けてこうした観客のマナー違反があって、国際的に問題視されていた。当時は一連の事件でFIFAがHKFAに警告を3回、罰金を2回科している(計1万5000スイスフラン)。今回はさらに厳罰に処されることが予測され、香港代表の次の試合が無観客試合とされる恐れがあるという。サポーターらからは「試合を政治利用しないで」「スポーツマンシップに反する行為」「香港代表のイメージを損なうからやめて」「香港代表を応援することが最優先」などの意見が出ている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170905_3279/