低所得層の生活コスト分析、1食15ドル【香港―社会】

香港社会服務連会(社連)は10月9日、低所得層家庭の生活コストに関するリポートを発表した。10日付香港各紙によると、これは特区政府統計処が発表した世帯当たり生活コスト統計の2009/10年度と14/15年度を分析したもの。生活保護を受けておらず公共住宅に住む低所得層の1カ月の生活コストは1万1884ドル。うち住宅コストは1568ドルで全体の13.2%、食物コストは5725ドルで全体の48.2%を占める。一方、生活保護を受けておらず民間住宅に住む低所得層の生活コストは1万7152ドル。うち住宅コストは7608ドルで全体の44.4%、食物コストは4973ドルで全体の29%を占める。住宅コストの負担が大きいため食物コストを圧縮し、特に住宅コストは5年前の5397ドル(全体の42.1%)から大幅に増加している。生活コストの下位5%は6172ドルで、うち食物コストが約半分を占め、3人世帯ならば1人当たり平均で1食15ドル以下となる。また低所得層の51.5%は生活コストが収入を上回っており、民間住宅の住民ではその割合は75%に達するという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170921_3754/

Share