連休前に18便の大規模な欠航騒ぎを起こした香港エクスプレス航空のアンドリュー・コーウェン氏がCEOを解任された。10月5日付香港各紙によると、今回の事件の責任を取らされた形で、コーウェン氏のほか重役級幹部も2人解任されたという。CEO代行には2013年まで副総裁を務めていた鐘国頌氏が就任、執行董事長も兼任するという。鐘氏は同社には過去7年間在籍、航空業界では30年以上の経験を持つ。トップが交代したものの同社の混乱は続いており、CEO解任の発表があった4日にも、日本と韓国、ベトナム便の計4便が新たに欠航となった。また民航処では、8月中旬には香港エクスプレス側から同処に対し、トレーナーの集団退職の問題が口頭で伝えられていたが、運航スケジュールに影響は及ばないと断言していた事実をあかし、経営陣に対する不信感ものぞかせている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171004_4161/