香港中文大学学生会は9月21日、校内に掲げていた「香港独立」と書かれた横断幕を自主的に撤去した。22日付香港各紙によると、学生会は「横断幕は団体からの申請がなく、正常な手続きを経ておらず、長期的に場所を占拠し他の学生の使用を妨害しているため撤去を決定した」との声明を発表。現場には「CUSU(中文大学生会)」との署名がある「基本法23条の立法反対」の横断幕だけが残された。だが声明では「事態はこれで解決ではなく、われわれが大学側に屈したことを意味するものではない」として抗争を続けると表明。「大学側が言論の自由について具体的な承諾をしなければ、学生会は同様の横断幕を掲げる」と警告した。中文大の劉国勲・理事はこれを大学側への圧力と批判し、学生会が政治的に中立ではないとの見方を示した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170919_3625/