ブラジル産の冷凍食肉に関する証明書の偽造が発覚し問題となったが、同様の事件が再発した。9月22日付香港各紙によると、これは食物安全中心(CFS)の調査で判明したもので、3月に飼料用にブラジルから輸入された冷凍の鶏の脚27トン分の行方が分からず、すでに食用として市場に出回っている可能性があるという。CFSでは警察に告発するとともに、問題の鶏肉を輸入した業者2社の商品の取り扱いを禁止処分に、ブラジル当局に対しても偽造された証明書の内容の確認を求めた。CFSの顧問医師は「人間と動物では安全基準が違うので、件の鶏の脚は食用には向かない」と市民に注意を促す一方、「丁寧に洗浄し、十分に加熱すればリスクはある程度軽減できる」と冷静な対応を呼びかけた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170815_2766/