香港社会服務連会の蔡海偉・主席は9月20日、コンテナアパートの建設を計画していることを明らかにした。21日付香港各紙によると、社会服務連会は1年前に特区政府発展局や社会福祉機関とともにオランダに赴き実在のコンテナアパートを視察。建築家らを含めた専従チームを組んで過去半年にわたって検討しており、成熟した建設技術を持つ広東省の企業も訪問した。現在あるデベロッパーが1ドルで土地を貸し出す意向を示しており、来年にもコンテナアパートがお目見えするかもしれない。蔡主席は実現に当たって立地や電気・水道などのインフラ、資材、防音、防火などを検討する必要があると指摘したほか、計画は民間の試験的なものと強調。長期的に公共住宅の入居を待たされている単身者などのために、あくまで過渡的な住宅として供給する考えだ。10月に発表される施政報告(施政方針演説)に盛り込まれる可能性もあるが、建築物条例に違反するかなどの技術的問題を解決しなければならないという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170921_3754/