2月にMTR車内で発生した放火事件で負傷者がMTR側に補償を求めていたが、MTRから正式に支払い拒否の回答があったことがわかった。9月19日付香港各紙によると、これは被害者団体の会見であきらかになったもの。MTR側からは、加害者がすでに死亡しており、また、第三者行為による傷病にあたり、保険の補償外となるとの回答があったという。被害者の中にはいまだ後遺症などに苦しんでいる人も多く、MTRの対応に批判も集まっているが、被害者を救済できない現状の法整備や保険約款に対する不備を指摘する声もある。ただ、MTR側では一般市民から慈善団体の東華三院を通じて247万5000ドルの寄付金があったことをあかし、被害者に分配される予定であることを認めた。また、特区政府運輸及房屋局の陳帆・局長も賠償問題への対応を許諾した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17221