林鄭月娥・行政長官は9月12日、立法会の宣誓問題による議員資格喪失で空席となっている6議席について2回に分けて補欠選挙を実施することを示唆した。13日付香港各紙によると、林鄭長官は羅冠聡氏と姚松炎氏が上訴期限の11日までに上訴しなかったことで、青年新政の2人と合わせて4議席の司法プロセスが完了したため「できるだけ早く補選を手配すべき」と指摘。ただし補選をいつどのように行うかは選挙管理委員会が決定すると強調し、今週にも委員会で話し合いが行われることや補選の準備には6カ月を要することを明らかにした。6議席の補選が1回で行われれば親政府派が職能別選挙枠(姚氏の議席)を含め3議席を獲得する可能性がある。だが2回に分けて行えば非親政府派が直接選挙枠の5議席を取り戻す可能性が高い。民主建港協進連盟(民建連)の周浩鼎・議員は昨年の新界東の補選には7000万ドル余りを要したことを挙げ、公費節約のため6議席を1回で行うのが合理的と主張。梁国雄氏と劉小麗氏の上訴に時間がかからなければ検討できると述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170913_3541/