林鄭長官、独立宣揚は「言論の自由ではない」【香港―政治】

林鄭月娥・行政長官は9月12日の記者会見で、大学での「香港独立」スローガン掲示などの問題について触れた。13日付香港各紙によると、林鄭長官は記者から質問を受けた際、すでに声明を出しているため逐一答えたくないとの意向を示し「何か言うたびに感情的な反撃がある。今期政府はこうした不要な争いを避けることに非常に努力している」としてコメントしないと述べた。ただし「これは言論の自由の問題ではない。われわれが1国2制度を尊重するか、香港が1国2制度の下で引き続き自由や権利、発展を保障することを大切にするかという問題である。学生の言論の自由抑圧とか、学術の自主への干渉とかは関係なく混同すべきではない」と語り、現在の問題は大学の管理部門が処理すべきと指摘した。大学・専門学校13校の学生会は11日、林鄭長官の「言論の自由は無制限ではない」などの発言を批判し、「香港独立」スローガンは言論・学術の自由の範囲と主張する声明を連名で発表。一方で立法会の親政府派議員39人は同日、特区政府教育局に対し大学での処理状況に対応するよう求める書簡を連名で提出した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170912_3514/

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