中文大、香港独立派と独立反対派で混乱【香港―政治】

香港中文大学では「香港独立」と書かれた横断幕やポスターが掲げられて以来、度々騒ぎが発生している。9月8日付香港各紙によると、校内の掲示板に「香港独立」宣伝チラシが張り出された5日、中国本土から進学した女子学生がポスターをはがそうとしたら学生会メンバーが止めに現れ口論となり、その模様がネット上に流れた。女子学生はメディアの取材に対し、周囲には彼女の行動を支持する学生が多いものの、独立派がネット上で彼女をののしり捜索を呼び掛けていることに恐怖心を示した。7日午後3時ごろには「珍惜群組」のメンバー約10人が中文大に乗り込み、学生会が香港独立や校内の分裂を煽っていると批判。学生会メンバーとののしり合いが起きて混乱し、学生事務処処長が調停した。さらに午後5時ごろには約100人の学生が「#CUSU IS NOT CU!(中文大学生会は中文大学生を代表しない)」「香港独立反対」などのスローガンが書かれたチラシを掲示板に張って埋め尽くし、独立派学生とののしり合いも発生した。中文大の沈祖堯・学長は同日、公開書簡を発表し、独立は基本法に違反することを強調するとともに「学校は学習するところで政治の綱引きの場ではない」と述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170907_3376/

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