中環の大型観覧車「香港摩天輪」の運営会社の引き継ぎが難航、観覧車が取り壊される可能性が出てきた。9月4日付香港各紙によると、特区政府発展局(DEVB)では現在の運営会社であるスイスAEXホールディングスに対し、10月31日前に観覧車を解体、現地を更地に戻して特区政府に引き渡すよう要求しているという。スイスAEX側が現行の観覧車を新運営会社であるエンターテインメント・コーポレーション(TECL)側に売り渡す計画だったが難航。発展局では「双方とも連絡はとっているが、観覧車の売買については両者のビジネス上の話。発展局が口出しする話ではない」とコメントするのみ、観覧車の撤去の可能性を示唆した。先だってスイスAEXでは、TECLが運営に必要な条件を満たしていないのではないかと政府を非難する声明を発表、また、観覧車を新しく建設するには工事とライセンスの申請に1年半かかったことも明かし、TECLに運営が委譲されると現地が20カ月以上空き地になるとの見方を示している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170901_3223/