救助出動の消防艇が座礁、隊員が救助される【香港―社会】

8月30日、香港国際空港に緊急着陸する旅客機が火災を起こす恐れがあるとして駆け付けた消防艇(消火船)が、空港の沖合で座礁する事故が発生した。31日付香港各紙によると、30日午後1時ごろ、台湾を出発しベトナムへ向かっていた「ベトジェットエア」の旅客機から貨物室が出火した可能性があるとの連絡が入り、香港国際空港へ緊急着陸することになった。消防処は陸上、海上の双方から消火準備にあたることを決め、救急車16台、消防車14台、船舶5隻が出動。空港の向かいに位置し消防艇を配備する屯門消防局から通報のわずか6分後に現地に向かったが、空港から1.85キロのところで浅瀬に乗り上げ、船体が大きく傾き航行不能となってしまった。同地は3号滑走路建設のため埋め立て工事が進み、浅瀬になっていたという。その間に、午後2時ごろ旅客機は無事に着陸し、出火ランプの点灯は警報の誤作動であることが判明。乗客・乗員108人にけがはなかった。消防艇に乗船していた隊員12人は消防処のスピードボートを使って救出されたが船は動かせず、海事処では海中の様子や船のダメージなどについて調査を進めている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170705_1733/

 

Share