占拠行動発起人に立法会議員が免職要求【香港―政治】

親政府派の立法会議員で弁護士でもある何君堯氏は8月21日、「セントラル占拠行動」発起人である香港大学法律学院の戴耀廷・副教授の免職を要求する書簡を香港大学に提出すると表明した。22日付香港各紙によると、何氏は占拠行動の学生リーダー3人が禁固刑を受けたことに言及するとともに戴副教授を名指しして「表面上は香港の法治擁護を唱えながらも、実際は香港の法治の基礎を破壊し、法治精神を踏みにじっている」と指摘。法律学部で青少年に害を与え、違法行為への参加を鼓吹・煽動していることから「もはや教べんを執る資格はない」として議員の身分で大学側に処分を求めることを明らかにした。戴副教授は2013年に占拠行動を提唱した際、自首して法的責任を負うと称していたものの、起訴された際も明確に罪を認めず、学生リーダーらに禁固刑が下された際には「占拠行動の責任は一個人にあるのではなく真の普通選挙を堅持するすべての人にある」と述べ、責任逃れを図っていると批判されている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170823_2969/

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