ある調査でほとんどの公営のスイミングプール(游泳池)の水に尿の成分が含まれることが分かった。8月19、20日付『香港経済日報』によると、同紙が城市大学生物及化学系の研究チームに委託して康楽及文化事務署(LCSD)管轄の公営プール6カ所(元朗、九龍公園、ビクトリア公園、西営盤中山公園、●湾城門谷、黄大仙)で、水の中の尿量を計測した結果、全カ所で尿の成分が検出された。中でも九龍公園内プールの濃度が最も高く、尿水82.1リットル相当であることが分かった。成人の1回の尿量の平均が200ミリリットルであることから推算すると、411人が小便をしたことになるという。室内プールも57.5ミリリットルに達しており、288人の小便に匹敵する量という。LCSDでは、尿水の含有量は大腸菌などとは違い国際基準で決められた管制物質ではないとするものの、定期的に水の濾過と消毒を行うとともに市民に個人衛生について注意を呼び掛けていると説明している。【●=くさかんむりに全】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=15083