第3四半期の経済成長は鈍化も安定維持【中国―経済】

コンサルティング会社JLアドバイザーは8月14日に広発証券のリポートを配信した。2017年第2四半期の中国GDP経済成長率は、主に輸出の伸びと住宅投資の好調により予想外に前年比6.9%を維持した。しかし、これら二つの要因は一時的であるため、第3四半期の経済成長は鈍化すると同社は考える。まず、輸出の伸びが6月の11.3%から7月には7.2%に鈍化したことである。この鈍化は、昨年の高いベースと外部需要回復の遅れによるものである。同社は2017年下期の輸出の伸びが一けた台を維持する(持続可能なペース)と予想している。二つ目は、今後数か月のうちに中国の住宅市場が冷え込む可能性である。高い融資コストや規制強化が、不動産市場クールダウンのシグナルに見える。上海と深センの住宅価格がわずかに下落する一方、北京の6月の住宅価格は、前月比0.4%下落し、2年間で初の下げとなった。下期の住宅投資は徐々に落ち込むと考える。第3四半期の中国GDP成長率は、第1及び第2四半期の6.9%から6.7%に低下するはずだが、中国政府にとって満足できる数字である。詳細はJLアドバイザーのHP(www.jladvisers.com) を参照。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170707_1871/

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