特区政府が8月11日に発表した第2四半期の経済統計と経済見通しで通年の域内総生産(GDP)伸び率予測を3.0~4.0%に上方修正したことを受け、金融界も相次ぎ経済予測を修正している。15日付香港各紙によると、バンクオブアメリカ・メリルリンチはGDPの勢いが下半期も続くとみて通年伸び率予測をもともとの2.8%から3.4%に上方修正。またスタンダード・チャータード銀行ももともとの3%から3.4%に修正した。ただし下半期は金利引き上げと外部需要の減退で経済が減速するとみている。恒生銀行ももともとの2.8%から3.4%に修正し、2018年の予測についても2.5%から2.8%に上方修正した。一方、モルガンスタンレーは2.8%の予測を据え置いたが、上半期の実績からこれを上回る可能性を示唆。ただし米国の緊縮政策や中国本土経済の動向が下半期のリスクになるとの見方を示した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170814_2752/