康楽及文化事務署は8月14日、無形文化遺産の目録にあたる「香港非物質文化遺産代表作名録」を初公布した。15日付『香港経済日報』によると、これは文化財の保護・保存を目的に、香港特区政府にこれら文化財のデータを提供し、特に文化価値が高く保護措置が急務となる対象物について、措置の優先度や序列をつけている。この目録に入っている20個の文化遺産のうち、10個は中国の国家級非物質文化遺産として国家文化部の承認を受けたもので、「粤劇(広東オペラ)」「涼茶(漢方茶)」「長洲太平清醮(まんじゅう祭)」「大澳端午遊涌(ドラゴンボート水上パレード)」「大坑中秋舞火龍(ファイヤードラゴン)」「孟蘭勝会(盂蘭盆)」などが含まれる。そのほかの10個は、2014年に候補に挙がっていた480個の中から香港の文化遺産諮問委員会が審議を経て推薦したもので、今年2~5月に行われた公開諮問でも市民からの支持を得た「香港天后誕」「香港式ミルクティーの技法」「あの世グッズの技法(紙製の供物)」などだ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=15566