8月5日に観塘線で10時間におよぶ大規模な事故遅延が発生したばかりのMTRだが、今年上半期だけで30分以上の遅延が7件もあったことがわかった。11日付香港各紙によると、これは同社の中間決算の発表時にあきらかにされたもので、政府への罰金の支払額は明示せず、乗客に対する陳謝を述べるにとどまった。梁国権・行政総裁(CEO)は現在でも定時率は99.9%を維持していると言明するかたわら、「今後の対策としてできる限りのリソースを投入して事故防止に対処したい」と述べた。具体的な対策として、7路線の信号システムを交換予定であると発表。特に事故が頻発している観塘線に関しては2020年までに工事完了を目指すとしている。また、広州―香港間高速鉄道については、6月までで工事の94%は完了しており、来年第3四半期の開通には問題ないと報告した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170808_2518/