高等法院(高等裁判所)上訴庭は8月9日、「セントラル占拠行動」の学生リーダーだった3人に対し2014年9月26日夜に特区政府本庁舎前の広場に突入した事件で下された量刑について特区政府律政司が申請した見直し要求の審理を開始した。10日付香港各紙によると、昨年8月に下された量刑では、香港専上学生連会(学連)の周永康・元秘書長が禁固3週間・執行猶予1年、香港衆志の羅冠聡・主席(学連前秘書長)が120時間の社会奉仕令、黄之鋒・秘書長(元学民思潮召集人)が80時間の社会奉仕令となっていた。だが律政司側は「本件の規模は小さくなく、当日は100人が参加。警備員10人が負傷。突入過程は暴力がかかわり、3人は事前に計画していた」と指摘。裁判官が量刑を下した際に「若者の行動は往々にして純真なため法廷は寛容な態度で処理すべき」と述べていたことに対し、「若者だからということで寛容的に処理すれば社会に間違ったシグナルを与える」として3人の即時収監を要求。黄氏と羅氏は社会奉仕令報告で罪を悔いていないと表明しているため、即時収監が唯一適切な刑罰と主張した。判決は17日に下される。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=15716