2009年に同居女性をめった刺しにして死なせた男の裁判が8月8日、高等法院で開かれた。8月9日付『東方日報』によると、被告は同居女性が浮気したことに腹をたて、女性を刃物で213カ所刺して殺害した容疑がかけられている。被告の供述によれば、09年9月に住居の階段に置いてあるゴミ箱で使用済みの避妊具を見つけ、女性が別の男性と性交したことを知って激昂。言い争いになった末、犯行に及んだという。8日の裁判では、証人として被害女性の交際相手が出廷。女性が殺される前日に、女性宅で性交し、使用済み避妊具をそのゴミ箱に捨てたことを認めた。被告、被害女性ともに離婚歴がある中国本土出身の新移民。2人は本土にいるときから交際し、09年4月にお互いの連れ子とともに香港へ移住したが、ほどなく女性は「間男」となった男性と知り合い、肉体関係をもつようになったという。被告は犯行後に子供に財産を渡した後、いったんは中国本土へ逃亡。しかし1日で香港に戻ってきて、逮捕された。8日の裁判で裁判官は、事件から9年が経過しており短期内での審議は難しいと指摘。長期的審議が予測されることについて陪審員に理解を求めた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=16117