全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会副秘書長兼基本法委員会主任の李飛氏はこのほど『求是』のインタビューを受け、民主派などの反体制派勢力が民主化を阻んでいると批判した。8月5~6日付香港各紙によると、李氏は基本法をかき乱し1国2制度を揺るがした5大現象として(1)政治体制改革についての長期対立からセントラル占拠行動などの違法行為の発生(2)基本法23条に基づく立法の棚上げ(3)国民教育の棚上げ(4)立法会での議事妨害(5)少数の過激勢力による「香港独立」「香港自決」の散布、域外の政治勢力との結託――を挙げ、これらの根本的原因は「反体制派が香港返還という歴史的事実を認めず、あらゆる手段で基本法を歪曲し、中央の主権と全面的統治権から脱却して香港を独立または半独立の政治実体にしようともくろんでいるため」と指摘。その手法は絶えず政治争議を引き起こし、特区政府の仕事を停滞させることで市民の不満をあおり、1国2制度への信頼を喪失させていると分析し、「反体制派勢力の行動は香港の民主制度発展の最大の障害になっている」と述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170726_2322/