区域法院は7月31日、社会民主連線(社民連)の梁国雄氏が壱伝媒集団(ネクストメディア)の黎智英(ジミー・ライ)元会長から受けた献金をめぐり廉政公署(ICAC)に起訴された件で判決を下した。8月1日付香港各紙によると、梁氏は立法会議員を務めていた2012年に黎氏の補佐であるマーク・サイモン氏から25万ドルの献金を受け取ったが、社民連への献金の代理徴収だとして立法会に申告しなかっため「公職者行為失当」の容疑で起訴された。だが裁判官は献金が社民連ではなく梁氏本人に贈られたものだとは十分証明できないため、罪状不成立と判断。ただし黎氏は社民連に直接献金しており、梁氏を経由する必要はないこと、弁護側証人である社民連の呉文遠・主席の証言があいまいであること、25万ドルが社民連の日常経費に使用されたとは証明できないなど疑わしい点が指摘された。銀行の記録によると黎氏は12年4月、民主派4党に950万ドルを献金し、うち100万ドルを受け取った社民連はさらに3分して25万ドルを梁氏の個人口座に入金していた。区域法院前では「珍惜郡組」メンバーが抗議活動を行い、律政司に上訴を求める意向も示した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170718_2191/