先週末(7月29~30日)の住宅市場では米国の利上げ先送りによる影響は見られず、新築・中古ともに取引は低迷した。31日付香港各紙によると、両日の新築物件の取引は約57件で、前週末の約100件から約43%減となった。ただし新界西北部での大型物件売り出しの恩恵を受けて7月全体では約1470件に上り、前月の670件に比べ2.2倍となった。一方、中古物件の取引は、中原地産(センタライン・プロパティー)が指標とする10大団地の取引は7件で、前週末の6件から1件増加。美聯物業(ミッドランド・リアルティー)が指標とする10大団地の取引は8件で、前週末の7件から1件増加した。28日に発表された中古住宅価格の指標となる中原城市領先指数(CCL)は159.88(前週比0.46%上昇)で、3週連続の下落から上昇に転じた。過去3番目に高い。指数は7月17~23日に正式契約された取引に基づくが、主に7月3~9日に交わされた仮契約が反映されている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170725_2298/