立法会財務委員会で7月19日、36億ドルの教育予算拡大が承認された。20日付香港各紙によると、今年度最後となった財務委の会議は8時間行われ、多くの民主派議員が学士・学位課程の学生に対する3万ドルの奨学金の対象を8大学にも拡大するよう要求するなどで7時間が過ぎた。会議終了30分前に行われた採決で賛成43票、反対3票、棄権6票で可決し、9月から始まる2017/18年度の新学年から実施する見通しとなった。反対票を投じたのは朱凱廸氏、陳志全氏(人民力量)、鄭松泰氏(熱血公民)だった。その後、朱凱廸氏、陳志全氏、張超雄氏(工党)、毛孟静氏(香港本土)ら過激な勢力が先の4議員の資格喪失について抗議し議事妨害を図ったものの、議場を移して審議は続けられ、公立病院の建設・拡張計画など4件の予算申請をスピード可決。ただし東涌ニュータウンの拡張や納骨堂建設、公務員の給与調整など6件の審議が残り、10月の休会明けを待つこととなった。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170720_2235/