林鄭月娥・行政長官は7月18日の記者会見で、先に判決が下された立法会議員の資格喪失に触れた。19日付香港各紙によると、4人が議員資格を喪失したことに際して非親政府派は(1)4人の訴訟費用支払いと議員報酬返納を免除(2)青年新政の2人と今回の4人の議席の補欠選挙を同時に実施しない――を行政と立法の関係改善の条件として林鄭長官に求めている。これに対し林鄭長官は「亀裂修復のためといえども、法律・法治精神の面で妥協することはできない」と回答。補選を同時に行うと直接選挙枠のうち2議席を親政府派に奪われる可能性が高いが、林鄭長官は「人の困難につけ込むことはしない。法律の規定と状況を考慮して補選を行う」と述べたほか、青年新政の2人の上訴申請が許可待ちであることや今回の4人が上訴するかも未知数であるため、補選を同時に実施するかどうかは分からないと説明した。民主建港協進連盟(民建連)の李慧瓊・主席は公費・労力節約の面から同時に行うべきと提唱している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170718_2191/